女性目線を活かす酪農
画像
女の人が元気な産業は業界全体が明るいんじゃないかな
牧場を法人化した小林さんは子育て中。
かわいい子どもたちが牛舎で遊んで…いえ、お手伝いをしています。
今回は酪農の自動化を進めている 小林さんにお話を聞きました。
「半数近くが女性」とは酪農家のことです。酪農は女性ならではの視点を活かせる仕事。
なぜなら、乳牛はメスの牛だから。子牛を育てるのに母性も活かせるから。
酪農は女性が輝ける職業なんですね。
でも、体を使う仕事だから体力に自信がないと、と思いましたか?
実は酪農は日本の農業の中で最もICT化、スマート化が進んでいます。
小林さんも牧場を自動化しています。
・自動で搾乳するロボット
・作りたての餌を自動で配る給餌機
・自走して掃除してくれる機械、スクレーパー
・24時間自動換気システム
さらに柵につなぎ留めず、自ら散歩できるスタイルで牛が快適に過ごせる工夫もしています。
「自分が牛だったら最高の環境だな」と笑顔の小林さん。良い牧場なのは従業員さんの笑顔からも伝わってきました。
女性でも、高齢になっても、酪農はできそうですね。
酪農女子グループは小林さんが結成しイベントも開催しています。
その楽しそうな様子はぜひ動画でご覧ください。
小林さんはIT化で人にも牛にもストレスフリーな酪農をしています。
株式会社 mosir
小林 晴香 さん
2008年に牧場を法人化し3人の子どもを育てながら女性ならではの目線で牧場を経営。
人にも牛にも優しいストレスフリーな酪農を目指し70歳になっても続けられる酪農を日々思案中。
女性だけの酪農女子グループを結成し様々な活動も行っている。
※株式会社 mosirは、国の環境保全型かんがい排水事業を導入し、牛舎からでるふん尿を液体利用として活用した、 資源循環型の酪農業を展開しています。