誰でもできるロボット酪農

画像

今、こんな酪農の方法があるよってこの動画で伝えられれば

一見するとどこかの管理室のようにモニターには監視カメラの画像が映っている。
ほかのモニターには数値データも映っている。
こちらは株式会社ACTYの事務所。もちろんここも牧場だ。
牧場といえば早朝から牛舎で埃まみれかと思えば、全くそんな気配もない。
代表の粟野さんは清潔な作業着をさわやかに着こなし快適な事務所で座って仕事をしている。

この牧場ではたくさんのロボットが稼働している。
搾乳、餌やり、餌の補充など全てロボットが行っている。
予想の倍以上の大きさのロボットに圧倒された。

ICT(情報通信技術)を活用して、牛に付けたタグでデータを集めて健康管理などを行っている。
粟野さん夫妻と従業員4名で240頭もの牛を管理している。
旅行先へはパソコン1台を持って行き、遠隔で管理もできる。

粟野さんはロボット牛舎について
最初は不安だった。自分が牛を見なきゃダメだ、と。
だが実際にロボット牛舎を見学し気づいたことは、
「管理の仕方が違っているだけなんだ」
人が手をかけすぎないため、牛にとってのストレス軽減につながっている。
それほど、快適なのだろう。

ロボットを導入して「かなり楽になった」シフトを組めば土日休みもできそうだ。
これまで農業はキツイ、汚い、休みがない、と思い込んでいたけど、
サービス業とあまり変わらない、
人によっては、もっと楽に感じるかもしれない。

ロボットの導入とICTを組み合わせて、省力化を実現した株式会社ACTY。
大型のロボットが動く様子をぜひ動画で確認してもらいたい。

株式会社 ACTY

粟野 勉 さん

2022年に牧場を法人化し、同時に牛舎も『つなぎ牛舎』から『ロボット牛舎』へと大きく方向転換。搾乳ロボットとICTによる牛の管理で作業の効率化を実現し、現在は粟野さんご夫婦と従業員4名で牧場を運営している。
「酪農は大変」というイメージを払拭するため、『誰が来てもできる牧場』を目指して日々奮闘中。

※株式会社 ACTYは、国の環境保全型かんがい排水事業を導入し、牛舎からでるふん尿を液体利用として活用した、 資源循環型の酪農業を展開しています。