地域のみんなと支え合う酪農

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大きい農家も小さい農家も等しく進んでいける地域であればいいな

あおあおとした広大な景色。牧草の青いにおいが鼻をかすめる。
北海道のイメージ画像のようなこの眺めに小鳥のさえずり。
大自然の中に身を置くと、人には自然が必要だと実感する。

今回はこの素晴らしい環境で酪農家をしている、河﨑さんを紹介します。

家族経営をしていて、牛舎では毎日搾乳、掃除など簡単には休みは取れない。
外では良い草を育て、牛を昼夜放牧している。
そうして、手をかければかけただけ、良い牛が育つ。

やりがいを感じ、充実した毎日を過ごしている。

美味しい牛乳を搾りたい、美味しい牛乳を飲んで
そこそこ食べれて、楽しければ、という河﨑さん。

全く休みがないわけではない。
工夫次第、要は考え方、それは酪農に限らずどんな仕事も同じだ。

跡継ぎがなく酪農家をやめる人もいるそうだが、
新規就農する人もいる。

河﨑さんは寄り合いなどへ行くと、新規就農者達から
質問攻めにされるほど頼もしい先輩だ。
しかし、河﨑さんだけではない。ここでは
地域全体で新規就農者を応援している。

河﨑牧場にはもう一つ素晴らしいところがある。
チーズ工房だ。

皆さんはチーズは好きですか? 
河﨑さんのお母さんと弟さんの作るチーズは牛乳の味。
小さいころ、チーズが何でできているか分からなかったけど、
河﨑さんのチーズを食べて育っていれば、
牛乳からできていると分かっただろう。

美味しそうなチーズや、チーズを作る様子など、ぜひ動画でご覧ください。

河﨑牧場

河﨑 淳 さん

乳質にこだわって、昼夜放牧で100頭前後の牛を飼育している。牧場内には河﨑牧場で搾った生乳を100%使用したチーズ工房を併設。
牛乳の味が口いっぱいに広がるチーズは、町のイベントやふるさと納税でも大人気となっている。

※河﨑牧場は、国の環境保全型かんがい排水事業を導入し、牛舎からでるふん尿を液体利用として活用した、 資源循環型の酪農業を展開しています。