命を運び、信頼と経験で目利きを養う
総合職 / 販売
髙橋 太成さん
北海学園大学 経営学部 経済学科 卒業 2020年入組

現在の仕事内容
牛の受託販売と買取販売
組合員の乳用牛や肉用牛を受託販売(市場にて販売)と買取販売(市場以外もあり)を行っています。
農場から家畜市場までの流れですが、家畜車といわれるトラックに牛を乗せて市場まで運びます。市場に到着したら指定された場所に牛を繋いで体調に問題は無いか、怪我はしていないかなど健康状態の確認を行います。
売却価格は競りで決まるのですが、運んだ牛の競りを担当することもあるのでそれは今でも緊張します。
販売をする他にも組合員の方から依頼があれば市場で牛を購入してくることもあります。細かく要望を確認するためにコミュニケーションをしっかりとることは販売する時も同じで、目利きが出来なければならないなど経験が必要な場面もあります。ですが、組合員の方の収入に直結する仕事であるため、大変な部分もありますがやりがいもその分大きいと感じています。

仕事をするうえで心がけていること
情報収集を欠かさず、対話力を高める
元々人見知りな性格なので、初めて会う方とコミュニケーションをとることは苦手でした。仕事柄、牛の体調のことや細かく要望を確認することもあるので、どうすればいいか?と自分なりに考えて先輩に聞いたり新聞やネットで酪農や畜産に関する情報を調べて勉強するようになってからは自分から話題を出せるようになりました。組合員の方と共通の話題でもあるので話が続くようになり、苦手意識は無くなっていきました。

関わった仕事で一番印象に残っていること
組合員からの信頼の言葉が、仕事への原動力に
失敗してしまったことはとてもよく覚えています(笑
これだという出来事はないのですが、「太成に任せるわ!」と組合員の方から言われると信頼されているんだな!とやりがいをとても感じますし、その時の仕事はとても印象に残っています。

道東あさひに決めた理由
地元・仕事・野球、すべてが揃った職場との出会い
最後の大会を終えて引退したのが10月頃だったため、就職活動を始めたのはかなり遅い方で、同級生は内定をもらっている人ばかりでした。
根室出身なので就職するなら地元にしようと決めていて色々と探していたのですが、父親が地元で草野球をやっていてJA道東あさひの人と同じチームだったのがきっかけでJA道東あさひのことを知りました。高校の後輩が入組していたこともあり、職場のことや業務内容など色々と聞いて地元で働けること、体を動かせる仕事があることやJAに野球チームがあって子供の頃から続けてきた野球が続けられることもあって入組を決めました。

Schedule
1日のスケジュール
(ホクレン中標津市場での受託販売業務の場合)
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6:30
出勤
着替えをして、家畜車で運ぶ牛や訪問する牧場など受付内容の確認
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7:00
集荷業務
牧場に行って販売する牛を預かって、競り時間に間に合うように市場へ向かいます。
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12:00
昼食休憩
順番や頭数によって決まった時間ではないのですが空いている時間に昼食を食べます。
市場での順番など都合上、休憩時間が取れない時は自宅に戻り休憩を取ってから事務所に戻ります。 -
15:00
事務作業
次の市場の受付内容を確認したり、詳細の聞き取りが必要な場合は組合員の方に連絡を行います。
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17:15
業務終了
翌日のルート確認、業務で必要な資材準備などを行って帰宅します。
※頭数や競りの順番、仔牛の集荷など業務内容によっても1日のスケジュールが変わります。参考としてご参照下さい。