酪農の仕事って?

WHAT IS A DAIRY JOB?

酪農家ってどんな仕事?

酪農の仕事は一言でいうと、牧場で乳牛を飼育し、搾乳して生乳を生産する仕事です。

品質の高い美味しい牛乳を生産する為には、乳牛を健康的に管理し育てることが最も重要です。
毎日決まった時間に牛舎の掃除や敷き藁の取り替えを行うことで、乳牛にとってストレスの少ない環境を整え健康管理を行います。日々のこうした仕事が生産する牛乳の品質に直結しますし、生乳の品質の高さは買取価格にも影響するため、非常にやりがいのある仕事です。

スマート化が進む酪農業界、酪農家の将来性

近年、酪農業界では搾乳ロボットを始めとする自動化装置が普及し、環境制御(換気制御)、給餌、給水、ふん尿処理なども自動化されています。畜産分野は、日本農業の中でも最もICT化、スマート化が進んでいる分野とされています。
今後ますますスマート化が進むことで、作業の自動化による生産性の向上だけでなく、環境負荷低減などの効果も期待されています。

農林水産省の畜産統計調査によると、2022年2月1日時点で乳用牛の飼養戸数は1万3,300戸で、1戸あたり飼養頭数は103.1頭です。2019年2月1日時点では、乳用牛の飼養戸数は1万5,000戸で、1戸あたり飼養頭数は88.8頭だったことから、酪農家の生産戸数は減少しているものの、1戸あたりの飼養頭数は増えています。

スマート化による生産性の向上も要因にあると考えられ、酪農の大規模化が進んでいることがうかがえます。また、同省「生乳乳製品の生産動向」によれば、2020年7月の生乳生産量は、62万7,938トン(前年同月比0.8%増)と前年から微増。2008年から2019年までの年間の生乳生産量は、730万~790万トンと堅調に推移しており、バターなどの加工品のニーズも今後減るとは考えにくいでしょう。

機械化やスマート化が進み、酪農ヘルパーの利用が推進されることで、今後は酪農家としての働き方もより安定することが予想されています。

酪農家の1日と仕事内容

酪農家は1年365日休みなく乳牛の世話をする必要があります。
牛は規則性を好む動物ですので、毎日決まった時間に決まった作業を繰り返します。
牛舎の掃除、敷き藁の取り替え、給餌、搾乳、子牛の哺乳・世話、牧草の収穫など、酪農の仕事は多岐にわたります。
また、乳牛の人工授精、出産、若い牛の入れ替え、病気の予防や治療など命と向き合う仕事もあります。

おいしい牛乳を搾るためには毎日忙しい日々が続きますが、スマート化による作業の自動化や、酪農家の代わりに搾乳や牛の世話をしてくれる酪農ヘルパー、牧草収穫をしてくれるコントラクターなどにより、休日を取ったり仕事の負担を軽減できるようになりました。年々、酪農の仕事の仕方も変わってきています。

搾乳

朝と夕方に2回以上行います。365日毎日2回以上搾乳しないと乳房炎という病気になってしまい、牛乳の質が劣化して出荷出来なくなることや、牛の命にもかかわることもあります。
パイプラインミルカーを使った方式やミルキングパーラー方式、搾乳をロボット化する方式もあり様々な種類があります。

清掃

牛が寝ているベッドは、新しい敷き藁やオガ粉に毎日交換して快適な状態を保ちます。
乳牛の体重は約700kgもありますが、体重を支える蹄はハガキ1枚分程度の面積なので負担が大きいため、ゆっくりと横になって休める快適な環境を整える必要があります。水は1日約80ℓ~100ℓを飲むため毎日の水槽掃除も欠かせません。牛舎設備や環境を清潔に保つことは乳牛が病気になることを防ぎ健康に飼うために必要不可欠です。

給餌

牧草サイレージという草と穀物主体の濃厚飼料の2つを主に食べさせます。
乳牛1頭で1日約40kgもの餌を食べるため配る作業も一苦労です。トラクターを使って給餌する方法や自動給餌機を導入して機械化している牧場もあります。
乳牛の餌は毎日同じではなくお産が近い牛、生乳をたくさん出してくれる牛など牛の状態に合わせて数種類の餌を組み合わせています。
餌の組み合わせを専門に組み立ててくれる人もいるため時には相談をすることもあります。良質な生乳を生産するために給餌作業はとても重要です。

哺育

生まれたばかりの子牛はとても弱く生後3時間から6時間以内に母牛の初乳を飲ませることや北海道の冬は寒いため生まれてすぐの濡れた体を乾燥させる必要があります。また、朝夜関係なくお産があるため、母牛や子牛の状態などとても気を配る必要もあります。
子牛には生後2ヶ月から3ヶ月程度、哺乳瓶などを使ってミルクを与えます。離乳する頃には哺乳が終わっても哺乳瓶に吸い付いて離れなかったり、ピョンピョン飛び跳ねたりと元気いっぱいになります。

酪農家の1年

4月下旬〜5

長かった冬が終わり、道東にもようやく春が訪れます。牧草地を覆っていた雪が溶け、トラクターでの肥料散布が始まります。牛を放牧するための牧柵を整備したり、牧草を食べてしまうこともある蝦夷シカの侵入を防ぐため「鹿柵」と呼ばれる柵の整備や点検も行います。

6

あたり一面鮮やかな緑の牧草が広がる北海道らしい景色になり、牛たちが待ちに待った放牧が始まります
JA道東あさひでは、放牧をしている酪農家の他にも搾乳をロボット化して牛舎の中だけで乳牛を飼養しているケースもあり様々な酪農経営があります。

6月〜7

春に肥料散布した畑で牧草収穫が始まり、酪農家にとって1年で一番忙しい農繁期に突入します。
牧草は6月から9月の間に2度収穫を行い、牧草ロールや細かく刻んで長期保存に適したサイレージにして牛に給餌します。この牧草が1年の生乳の品質や経営に大きく影響するため、最も忙しく気を張る時期となります。この時期に収穫する牧草は「1番草」と呼ばれ、収穫後は追肥作業を行い「2番草」の収穫に備えます。

9月〜10

秋の気配が感じられる9月には2番草の収穫が始まり、中旬にはその作業も終わります。「デントコーン」と呼ばれる飼料用トウモロコシの収穫もこの時期に行われます。昼夜大きなトラクターが畑を走りまわる光景は、この季節の風物詩である共に農繁期が終わりに向かっているサインでもあります。

11月〜12

霜が降り始める時期には放牧が終わり北海道の長い冬が訪れます。
毎日の搾乳作業などは続きますが、牧草地の管理が出来ないため冬期間は1年で落ち着いた時期になります。年間の事業計画を立てるとても大切な時期です。

酪農家インタビュー

酪農家になるには

酪農家になるには、農業大学や農学部のある大学・短大で専門知識を学んだ後、農場スタッフとして就職する、または酪農ヘルパーとして実際に乳牛の世話をしながら酪農家の仕事を身につけるのが一般的です。
JA道東あさひでは、酪農家になる為のご相談やお問い合わせを随時承っております。
ファームステイによる酪農体験者の募集もしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

  • Dairy town “DOUTOU”
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